◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

先週は本当に日本の各地から活版印刷会社さんが

見学というか作品を見せてほしいと来られた

数々の作品をご覧いただき　自分ではわからなかったが

大変褒めていただいた　クオリティの高さ　単純に俺はうれしかった

思え起こせば５年前　活版倶楽部のみんながくるために

ハイデルを眺めながらお茶を飲むという感じで静岡から搬入したハイデル

全然動かす気も最初はなかった　というかマニュアルも教えてくれる人もいない

搬入業者は重量運搬関係のおっちゃん　据え付けだけ聞いてきたと

ドカンと座ったハイデルのたたずまい　どこをどーやつて動かすんかもわからん

最初はスイッチさえどこにあるのかわからない　ユーチューブの海外動画を

たくさん見て　見様見真似で動かすも　印刷どころではない

一番怖かったのは手を挟まれたこと　スプレー缶がクッションとなり指が潰れなかった

機械を舐めるなとばかりにハイデルが牙をむいた一瞬であった

親指は象さんの指のように腫れあがり　まぁそんなこんなで試行錯誤の毎日

あれから５年ほど　今はハイデルを操っている方々にもクォリティーの高さを褒められる

自分ではわからなかったけど　技術力は確実に伸びてるんだろう　単純にうれしくなった

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