◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

昨日の電車の帰り道

駅でふと　人の横顔に振り返った

あれ　社長?　かなぁと　いやいや　もう多分生きてるはずはないと

思う　年齢も年齢やったし　とにかく反面教師の社長やったなぁ

思い出すと本当に無茶苦茶な人

女性の社長で　俺があれは２０代の後半の時

ある社長繋がりで紹介された　上本町近くのビル　まだ覚えている

２階のフロア―を全部借り上げて　そりゃゴーじゃラスというか

ものすごくキラビヤカな事務所　最初連れてこられたとき　なんの会社か

わからない　しかしなんで俺がここに連れてこられたのかもわからん

高崎　面白い社長に逢わせたるわと　　俺も好奇心満々の歳

行きますわとふたつ返事　そりゃ出てきた女性社長はその当時４０代　キラキラ

装飾品バリバリ　香水きつい・・・　社員も何気に怪しさ満開

その社長　俺の行動力にすごくほれ込み　手伝ってほしいと

かまいませんよ　なんでも言うてくださいと　イケイケやつた俺もその時は

面白さでいろいろと仕事に食いついた　まぁでもその社長とは

半年の付き合いで辞めたというか　潰れてしまったけど　今から考えたら

デタラメな会社やった　その社長の面影を持った人が俺の横を通ったけど

ふと苦笑してしまった俺がいた　元気なんやろかなぁ

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