◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

俺は本当に色々とビジネスをしてきた

その中で今から考えればよーやつたなぁという遍歴がある

あれはちょうど俺が２０代の頃　多分２０代後半の３つ目のビジネス

超大型インターネットカフェを大阪の泉大津　京都　彦根と友達で経営し

次は紅茶の輸入を始めその次の事業が占いの会社を作り

最終的にはやりたくもないのに占い師にまでなってしまった

この話を聞くとみんな大爆笑をする　本当に嘘みたいな本当の話

北新地に占いの良く当たる「沙羅」という女の子がいた

その子には本当にたくさんの経営者が相談に訪れその新地の店も

その子のお陰で流行っていた　ふむふむ　これはビジネスになるなぁと俺は

沙羅にコンタクトをとった　お前　どこに住んでるんやと

沙羅は言った　私は十三に一人暮らししていると

働いているのは北新地・・・　何時から新地の店に入るんやと俺

沙羅は２０時に入れば良いけど頭のセットがあるから１９時には美容室にと

そーか　そしたら午前中は暇なんかと俺

沙羅は　午前中は暇だよと　よしよし　そしたら真ん中の中津というとこに

ワンルームのマンションを借りるからそこで午前中　占いの部屋を作るんで

売り上げを折半で売らないの部屋をつくらんかと俺

沙羅は　そーやね　時間もあるし　かまへんよと

普通の占いは街中で本当に貧乏臭い占いやから俺に考えがある

マンションの一室を占い仕様に色々と細工をして１時間３０分をかけて

靴を脱いでもらい　ハーブティを呑んで頂きながらリラックスして占う日方式にしょうと

本当に色々とお金を投資して立派な占いの部屋を作った

宣伝は俺のお手の物　色々なメディアを使って宣伝をしポケットティッシュも

３０万個程巻いた　本当に客があふれかえるほど予約が来た

半年トは言わないが１ヵ月先まで予約は一杯

本当に楽しいビジネスでありリピーターが絶え無かった

順風であったが・・・沙羅に異変が起った　新地から十三の自分の家に帰らず

中津のマンションに住むようになってきた　俺は疲れているので黙認はしていたが

ある日　夜中に忘れ物がありマンションによった　その時に沙羅はホストと一緒に寝ていた

その現場を目撃し最初は口頭で注意をしていたが２回目の時にまたホストがいて

そいつに俺は怒鳴りつけた　ここは仕事の場所やから出て行ってくれと・・・・

その時に沙羅はきっと俺を睨みつけて　この子(ホスト)は私の生きがいやから

この子を攻めるなら私辞めます・・・・と

おいおい　待てよ　予約の客はどないすんねんと俺

そんなん関係あれへんわと沙羅　大きなバックを抱えて男と出ていつた

さぁ　それからが大変・・・・予約は一杯　ネットを駆使して占い師を探すも

おじいちゃん　おばあちゃん　どないすんねん俺　

やばい・・・どないしょ　万事休す　いやいやちょっとまてよ　俺はなんでもできる男やんな

占いもできるんちゃうか　そう思ったら占いについて色々と考えた

占星術・・・・おお・・・こんなに星座覚えられんし複雑すぎる　却下

手相・・・しわしわなんかわからんやん　難しいわ　却下

タロット占い・・・あかんあかん　意味が多すぎて俺にはわからん

あ・・・霊感占い・・・これいけるんちゃうん　今から考えたらほんま浅はか

思い立った霊感の本　占いの本　トーク術　癒しの本　カウンセリングの本

読み漁った　いよいよ一週間後デビューを果たした

今から考えたらほんまにギャグ゛そのもの　でも俺は必至やった

源氏名　優人・・・・笑　

まぁ最初はお客さんが「あんたほんま占い師か??」という声ばかり

多分おどおどした態度やったと思う　アカンアカンこのままやったらアカン

俺はできる男や　俺は実は占い師なんやと自分に言い聞かせた

ちょうど２週間目くらいから何となく8意味も無く自信)生れてきた

話口調も本当に流れるように話ができる

この時今でも役に立っているのが人を読むこと

人の考えていることがなんとなくわかるようになってきた　ある程度こう言う

事をしていると相手の態度しぐさ　口調で大体わかってくる

本当に快調にお客様をこなしていった

ある時に今から話せば大笑いなんやが　北のキャバクラの№１が来客した

おお・・・派手なお姉ちゃんやなぁと最初の印象　そのこの色々な話にのっていたら

その子の一番の悩みところをまぐれでびしっと当てて　北の風俗南の夜の女の子の

中で優人は超有名な占い師に変身していた

その時は今から考えたらウルトラ超モテモテやった　笑　両手に花で無くき花に埋もれてもてた

それからほんまに色々な物語は続くが・・・またの機会にしますわ　笑

これは事実の話です　

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