◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

僕が東京で飲食関係の事業をやっていた時

良くイトーヨーカ堂の本社に呼ばれた

そこで本当にお世話になった部長さんが良く口にしていた言葉

「試食をお客様にしていただきなさい」

最初は僕は何も響かなかったが最終的には良く意味がわかるような気がする

色々なビジネスにも共通すると今になれば思う

試食品を出すと言う事は経費がかかる

下手な物を出せない　だから商品と同等の物を提供する

お金は当たり前だが一切取らない　お客様は自由に

食べることができ　買おうと買わないと自由である

本当にヨーカ堂さんは　意識的に試食を推進した

目先の利益よりもお客様を重視　ファンをつけると言う事

現在もそうだけど　目先の利益を確保するのは当然のことだが

書店でもそうだ　今まででは考えられない　立ち読みも

カフェを併設して自由に立ち読みくださいと言う形式

僕は正解だと思っている　僕は今　活版印刷という古い印刷の

商売に従事しているが　ある同系関東地区の会社からワークショップの

お金を取るべきであると言われた

僕は一切取るつもりは無い　申し訳ないが僕のやり方である

誰にも左右はされない　僕は僕であるから

土日に限定されずいつでも時間があれば　いつでも来ればよい

人数も５０人ほどは全然入れる


本心は親父や昔の人たちが育ててきた「活版印刷」という技法をモットもっと知って頂きたい

この技法はこれから脚光を浴びることは無い

伝統の技法であり　今の時代にそぐわないから

でも目先よりこれから電子化がせ進めば進むほど懐古される

だから今は自由に活版の機械に触れていただきもっともっと

活版印刷という伝統の印刷技術について興味を持つていただくことが

先決だと僕は思っている

名前:
メール:
URL:
情報を記憶:
コメント:	上の画像に書かれている文字を入力して下さい
	＜ご注意＞ 書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込