◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

昨日久しぶりに東京の知人から電話があった

フェイスブックを見ての電話　ほんまお前はいつも楽しくやってるなぁと

悩みなんて一切ないんやろなぁって　そいつも経営者

俺は言うた　せやで　毎日楽しくって仕方無いわ　悩み? なんやそれ

みたいに　しかし　これは負けん気が先に出るから

大阪にこもった　という自分の負け意識なんやろなぁ

東京は　人多いし　大変やろ　俺はもーええわって言いながら

悔しさが沸々と沸く　相手も　せやなぁ　たまには大阪にも戻りたいけどなぁと

俺は悩みの固まりやと思う

自分でも複雑怪奇で自分の性格もわからない

毎日毎日　楽しいけど　毎日毎日　何かに追われてる

何かはわからない　この正体はわからない

抜かれたら多分死ぬ　とにかく追いつかれないようにしている

だから毎日怖くなる時もある　これは時間という恐怖なのかも知れない

時間は刻々と過ぎる　俺は今ここでええのかと思う

そう思いながらも一日が過ぎ歳をとる

この積み重ねで一年が過ぎる　一年が過ぎれば体力　気力も確実に落ちる

葉で言えば更に赤から黄色に枯れる

この恐怖はすべての人間に共通する　恐怖を感じない人がほとんどかもしれない

だいたいこんな恐怖なんて感じる事がおかしい

走る　俺は走る　悔しい　着いていけない自分　あきらめる自分がいる

年相応と言われる　この先　枯れ行くのみなのか