2012年05月02日
◇ 緩急テクニック ◇


先日行われた豊中野球大会3回戦
これに勝てばベスト8になる 私のチームは 転倒虫野球倶楽部
今回の相手は 優勝候補である 多分負けるという考えが頭をよぎっていた
相手は腕っ節の良い若者ばかり・・・
僕の野球チームは良く考えてみると結成から23年程もたつている
良く続くものだなぁと感心する 大体野球チームって最初若いうちに結成され
だいたい20代前半 それでそれぞれの家庭の事情で人が離れて行き
9人揃わず そろっても30代になれば故障者も続出して存続が終わる
私のチームは化石とも言われている こんなに長い間だいたい同じメンバーで
20年間も続けられている老舗のチーム 審判の間では有名である
20年前に一度豊中大会の決勝までコマを進めた事がある
その時は僕も20代前半 投手をしていて僕の球をそうそう撃てる人は
いなかった 豊中の選抜にも選ばれる程であった
僕は3歳から野球の英才教育を受けて 野球一本で育ってきた
6歳では硬球を触り ちょうど清原とかと同じリトルリーグで対戦していた
中学の時は豊中シニアリーグに入り この豊中シニアの面々は大体
名門にスカウトされていった リトルの先輩では田尾選手もいる
シニアの時代は試合の度にPLや浪商 北陽のスカウトがバックネットで
見ていた 僕は最終的には豊中の桜塚高校に入学した
野球部に入ったが そのうまさに 一年でレギュラーになった 桁違いに
自分でもうまかった みんな大体プロの選手養成のようなチームでせあつたから
そういう過去があり 20年前は僕のストレートは多分140近く出てたと思う
それから20数年 ・・・・ そりゃ140も出てたら超人である
今は出でせいぜい120キロ強くらい でもビジネスでも共通するが
かわすというテクニックを身に付けた 若い時のビジネススタイルは
ただがむしゃらにアタックを繰り返す 若い時の投球術はただ撃たれっこ無い
140近いスピードボールを一回から九回まで投げていた
でも今たくさんの経験と年を重ねて そんなにがむしゃらにアタックする事も
無駄なエネルギーだし 投球術を色々と覚えて来た
これは逃げでは無く 頭を使うと言う事である
僕がマウンドに立って先ず見ることは バッターの顔つき
一番の厄介がポーカーフェイス・・・何を考えているのかわからない
バッターの顔を見ると 打ち気満々の顔って本当に良く分かる
バットの構え 足を向ける方向 スイングの大きさ・・・
最大投手は 一人のバッターにファールを含まずすれば六球の球を投げる
最初の一球が肝心 この球は取りあえず ストライクを取りにいかない外角に
外す低いストレート・・・ ここでバッターの心理を見分ける
打つ気の無いバッターは 最後までボールに食いつかない
反対に打つ気満々のバッターはとにかくスイングするか最後まで確認する
この二つに分かれる 僕の今の投球術は六球のうちスピードボールは
多くて三球 あとは変化球かスローボールと決めている
体力の事もそうであるが その方が打ち取れる確率が高い
若い時は野手の事なんてあまり考え無く 三振あるのみの野球で
いつも一人相撲と言われていたが 今は信頼できるパックがいるという安心
今の僕の関西活版倶楽部でも同じ事が言える 僕だけでは出来ない事が
たくさんある 信頼できる仲間がそこにいるから実現して成功出来ている
全てに通じるものがある スポーツもビジネスもまたしては 人生そのものも・・・
Posted by 明晃印刷株式会社 at 09:44│Comments(0)