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【活版 大阪】 大阪で老舗活版印刷会社を経営しています 大阪の福島区という場所で 60年の歴史のある印刷会社の後継ぎです 今でも大型の活版印刷機械が現役に活躍中です また今の世の中ではなかなかお目にかかる事もないような 活版・活字がわんさかあります と言って現在にもマッチした印刷デザインも扱っていますよ NHKの連続ドラマ小説の舞台にもなりました レトロな印刷会社です

2011年12月02日

活版印刷は印刷現場を見なければいけない

活版印刷は印刷現場を見なければいけない



昨日ですが私の所に来た人がいた

活版の名刺の依頼である でもその人はすでに活版の名刺を200枚近く

持参で来られた 訳を聞くと 活版印刷を頼んで楽しみに待っていたら

実際来た商品は自分の思っていたものとは違っていたと言う事であったという事

僕は今年もたくさんの活版印刷物を制作させていただいたが

実際手間はかかるのは承知であるがほぼ9割近くの商品(僕は作品という)

活版印刷する際は実際に機械の横について頂いた

これは僕が活版印刷に対してのポリシーでもある

実際来週も丹波篠山からわざわざ年賀状活版印刷のために工場に来ていただく

これは活版印刷というものは普通の印刷と違い建売住宅でなく

言わば注文住宅 別注品と私は思っている

だから活版印刷は普通の印刷より割高なのである

そこまでこだわるのなら何故実際に自分の作品を見に来ないのだろうと思う

デザイナーは自分の表現をデザインし僕はそれを実際に活版印刷として表現をする訳だから

そのような大事な表現物を実際の工程を見ずにしてネットや電話で託して良いのであろうか

そんなに軽いものだと僕は思っていない

先日も大手アパレルの活版刷り増しがあったが

時間を作って頂き同じ版であったがご足労を頂いた

その甲斐があり また新しい色での提案を僕はしてみた

担当者の子も「マイナーチェンジという事でゴーしましょう」と

こういう事も何度も起こることなのである

実際現場で活版を見る あっ 考えていた色よりもっとこのいろの方が

良いなぁと思う事もある 色を使わず空押しに変更したことも多々ある

絶対にこれからは実際の現場を見ないといけないと僕はその人にも言った

僕は そこだけは これからも手間であるが変えたくないポリシーのような

ものがある 如何に時間がかかろうとも僕が作り後世にも残るものであるから

それだけ活版印刷に対して魂を込めてこれからも取りかかろうと考えている




Posted by 明晃印刷株式会社 at 16:30│Comments(0)
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