◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

高崎さんは好き勝手生きてるからええなぁ言うけど

俺も俺なりに本当に苦労したよ　特に俺は一番苦労したのは結婚したその年

俺は２７歳で結婚した　２０歳前半は親父の仕事今の明晃印刷を手伝っていた

まぁ当時は明晃印刷を手伝いながらも色々と自分なりに金儲けもしていた

だから２０代は収入は今の会社役員くらい稼いでいた

明晃印刷も実はとある学校法人にご縁を頂きというか

その学校法人が大変な時に色々と助けた経緯がありその法人が軌道にのり

私学高校　私学幼稚園　私学大学と着々と大きくなっていった

その時の理事長さんがものすごく温情の熱い方で世話になった明晃印刷に対して

すべて見積り無しで仕事を発注頂いていた

今から２５年程前の話　教科書から始まりすべての印刷物　学校のありとあらゆるものを

こちらの言い値で受注頂いていた

気が付けば明晃印刷の売り上げの８割をその法人が占めていた

俺も今から考えたらちゃんちゃらおかしいけど　俺その法人の納品にさ

BMWで乗りつけてトランクに納品物積み込んで　着いたら学校の先生が出てきて





運んでくれてさ　当時の先生はなんちゅう業者や・・たぶん思ってたと思う

左ハンドルで２０歳の若造がこんちわ!!いうて教科書や備品を納品する姿・・よ

今から考えれば本当に若気の至り・・　本当に天狗とはこのこと・・・・

でも実は天罰が待ってたんよね　それも結婚したその年に　次回お楽しみに