◇　大阪の老舗活版印刷会社の日々の日記　◇

泳げたいやきくん　という歌　若い子には知らない子も多いのと

違うだろうか　まいにち毎日僕らは鉄板の～　という歌

俺の小さい時にテレビから頻繁に流れてきていた

小さい時ながらこの歌詞にすごくかわいそうだなぁと感じて

いた事を思い出す

毎日毎日　鉄板の上で焼かれてるんやなぁと・・・笑

そりゃ楽しくないやろなぁ　色々な世界があるのに鉄板の上しか

その世界を感じることができない

俺が２０代の時　同じ状態だと感じた　それも何か急激な焦りというか

なんか狭い・・・俺の世界って実は鉄板の上と同じやんと

だから気が付いた時から　やたらと自分と違う世界が気になりだした

それももっともっと高みを目指すようになった

若い時から金を稼ぐ能力は人一倍あったとそれは思う

自分の力で稼ぐ　稼いだるというパワーは今から考えればそうとう熱い

そりゃエリートでもなく　お金持ちでもなく　なんのコネもなく　ないなぃ尽くしの俺

そこからのし上がるんやからまたまた面白いのである

そうやなぁ　思い出すと２０代　たくさんの人にがむしゃらに会った

それも自分に無いものを持っている人　自分とは異質な人　もう必死になって

会いに会いに会いまくった　何か刺激が欲しかった　いや負けたくなかった

というのが実は本音だったかもしれない　だから自分より劣っているものを

見ては優越にも実際浸った　こいつには負けてない　いやあいつには負けてる

その基準は何かわからないが　今から考えれば若気の至り

あいつの方が稼いでる　あいつは外車にのっとる・・・今から考えれば

本当にちっぽけなこと　若い時は気になって仕方なかった

最終的には手っ取り早く　異業種交流会なる集団を自分で作り上げ

本当にたくさんの人と出会い　勉強し　人脈や商売を確立していった

その時　俺は多分　鉄板から海に泳ぎたしたのかも今になれば思う